「天気がいいから、自然の中で、思いっきりリフレッシュしたい…。」
でも、このコロナ禍の中、家の周りのお散歩でも気を遣いますよね。
「本音言えば人の多い都心部から離れて、空気のきれいな山林で森林浴…。」
なんていきたいところですが、遠くへ出かけるのもためらってしまうご時世。
でもちょっと、当ギャラリーに足を運んでみませんか。
当ギャラリーの入り口の左のショースペースには、大きな絵が飾られています。
この絵をご覧ください。
「なんだ。ただの鬱蒼とした森の絵じゃないか。」って?それは違います。
画面の奥をよく見てください。何か見えませんか?
「おや、人がいる?」
そうです。森の奥に、斧をかついだ男の小さな人影が見えますね。
こちらに向かって背を丸めているところを見ると、お仕事でしょうか、どうやら奥へと入っていくようです…。
なんて考えて見ていると、静寂の森の中へ誘われる気分になりませんか?
ちょっぴり都会の喧騒を忘れられそうです。
幸い、当ギャラリーのある東京プリンスホテルは、東京の真ん中にあって緑豊かな広大な敷地にありますので、当ギャラリーに着くまでは、さしずめ「緑の散策コース」。
もちろん当ギャラリーは、東京プリンスホテルのB1Fショッピングアーケード内にありますので、「三密」を避けて、ゆったりと涼しい中で絵をご覧いただけます。
避暑地気分で是非お越しください。
さて、今回、ご紹介の作品は、19~20世紀初頭の、バルビゾン派のフランスの風景画家、レオン・リシェ(Leon Richet)の「ペイザージュ(Paysage)」。
ペイザージュとは、風景画の大きさを表す記号でもありますが、「風景画」・「風景」を意味するフランス語。
風景という名前の風景画。何ともシンプルなタイトルです。
でも、日々の忙しい仕事で疲れた心身を休ませるには、この単純な題名さながら、難しいことを何も考えずに、この自然の「風景」をただ眺めるのも、ストレス解消にはいいかもしれませんね。