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お知らせ 1 年末年始の営業予定

 本日は、クリスマスイブですね。 例年でしたら繁華街が賑やかに活気づくところですが、コロナ感染拡大の折、今年はTVニュースやインターネットを見ますとどこもいつもより人出が少ないとのこと。 今年はホームパーティ―でクリスマスを過ごす、という方も多いのかもしれません。 当ギャラリー は東京プリンスホテルの中にありますので、周りにはライトアップされた東京タワーやけやき坂のイルミネーションなどもあって、その光に誘われつい外出したくなりますが…、「パァーっと楽しもう!」というには、このご時世少し気が引けますよね…。 でも、せっかくのクリスマスイブですもの。 「たまには、おいしいものも食べたいし、きれいな夜景も満喫したい!」 その気持ちわかります! ただでさえ、コロナの影響で今年はいろんなイベントがありませんでしたからね。 今年一年の疲れもストレスも、新年になる前に、きれいさっぱり解消しておきたいところです。 もし外食等で外出される際には、是非十分な感染対策の上で、2020年のクリスマスの夜をお楽しみくださいね。 もちろん、東京プリンスホテルの各レストランでも、クリスマスディナーの予約を承っております。その際は、是非当ギャラリーにもお立ち寄りください。 さて、年末年始の ギャラリー の営業について、ここでお知らせ致します。 IPFプリンスショッピングセンター内の年末年始予定に合わせて、 「12/31(木)~1/3(日)は、10:30~17:00となります。」 なお、それ以外の日は、 営業時間 10:30~18:30 定休日  火・水曜日 (通常水曜日。現在コロナの関係で火曜日も併せて定休日とさせていただいております。) 宜しくお願い致します。 Japan Art Prince(JAP株式会社)

ブログ3 ハロウィン

 本日(10/31)は、「ハロウィン」ですね。 このハロウィン。西欧伝来の行事なので、キリスト教由来のものと思いがちですが、なんでも古代ケルトの祭りが由来だそうです。 ハロウィンと言えば、ジャック・オー・ランタン(お化けカボチャ)ですが、あれもケルト系文化の濃いアイルランドやスコットランドの火の玉のようなものが起源だそうです。 ともあれ、昨今の日本のハロウィンは、若い人を中心にコスプレなどしてワイワイ楽しむ風潮がありましたが、今年に関しては、コロナの影響でどこも自重する傾向が強そうですね。 「特別な日なのに友だちと会ってパーティーができないなんて、さみしい…」 そう感じている方も多くいらっしゃることでしょう。 しかし今年のハロウィンは、ちょっと趣向を変えて、ご自宅でおいしいお食事やお酒を召し上がりながら、お月様をのんびり眺める。そんな過ごし方もよさそうです。 そうです。今年のハロウィンは「満月」、なんです。 しかも2020年内一度きりの「マイクロムーン」なんですね。 マイクロムーンというのは、地球と月の距離が最も遠ざかっている状態での満月。 つまり2020年で(見かけ上)最小の満月というわけです。 これ、少し前に話題になった「スーパームーン」と対極の関係の満月なんです。 スーパームーンは地球と月が最も近いときにおこります(だから、普段より大きく輝いて見えるわけです)。対してマイクロムーンは最も遠いときにおこります。 ですから、NASAによると、スーパームーンに比べ、大きさで14%、明るさで30%ほどの違いがあるんだとか。 さて、このマイクロムーンがハロウィンに重なるのは実に46年ぶりで、しかも、「ブルームーン」(同じ月の2度目の満月の特別な呼び名。2~3年に一度起こる。)でもあるという。 今晩の月は、何ともレア感たっぷりのお月様なんですね。 スーパームーンもマイクロムーンも、天文学ではなく元々占星術の用語。そんなことも加味して考えると、この月を見ると、何だか幸せが訪れてきそうです。 しかも「大安」ですし。 …まあ、異なる文化のことなので、余り関係ないかもしれませんが(笑)。 ちなみに、ネイティブ・アメリカンは10月に出る満月を、「ハンターズムーン」と名付けました。この時期の明るい月の光は、夜、外でウサギなどを狩るには丁度よいからだそうです。 かと言って、今晩...

ブログ2 9月のご挨拶

 9月になり、すっかり秋ですね…とは言い難く、まだまだ暑い日が続いています。 しかし、天気予報では「台風」の二文字の登場頻度が増えたようです。 台風は秋の季語ですから、これから徐々に夏の暑さは退場していくのかもしれません。 ただ大雨や風の災害に気を付けないといけない時季です。 皆様、くれぐれも日々の生活を気を付けて過ごされますよう。 さて、秋と言えば、「○○の秋」なんて言いますが、皆様は何ですか。 「スポーツ」?それとも「読書」? 「いや、やっぱり食欲だ!」なんて方もいらっしゃるかもしれません。 しかし、どうでしょう。今年は「芸術の秋」なんていかがでしょうか? でも、どうして秋に「芸術」なのでしょうか? 一つは、「秋は大きな美術展が多いから」なんだそうです。 たしかに、日本の代表的、かつ伝統的な公募展の多くは、秋の開催ですね。 それにより「美術=秋」というイメージが流布していったということです。 また、大正時代に発刊された『新潮』という雑誌の中で「美術の秋」というキャッチが用いられ、そこから「芸術の秋」という文言が生まれたとも言われています。 しかし、そうした歴史的由来よりも、個人的には、秋のもたらす、「心を落ち着かせ芸術鑑賞に浸るにはちょうどいい気候やメンタル、雰囲気」が、「芸術の秋」という言葉に、そこはかとない説得力を与えてくれるように感じます。 ついふらっとどこかの美術展に出かけたい、静かな気持ちで芸術作品と対峙したい、なんて思わせる不思議な力が、秋にはあるのではないでしょうか。 まだ時期としては早いかもしれませんが、もう少し涼しくなりましたら、秋の風と柔い光に誘われて、 当ギャラリー へもお越しください。 ショッピングやお食事、行楽のついでに、是非どうぞ。 Japan Art Prince(JAP株式会社)

ブログ1 処暑

本日は、二十四節気の中の「処暑」。「ようやく暑さが鎮まる」時期だそうです。 たしかに前日に比べ幾分暑さは和らぎ、多少過ごしやすくは感じます。 ですが、週間の天気予報によると、猛烈な暑さはこれからも続く模様。 「残暑お見舞い申し上げます」 皆様、どうぞお体をご自愛ください… …と、定型的な季節の挨拶をさせていただきましたが、今年の夏に限っては、残暑見舞いも「お決まりの常套句」と看過もできないようで… 連続する猛暑日に対する備えに加え、コロナウィルスの感染拡大の対策と、心穏やかならぬ日がまだまだ続きそうです。体調にはくれぐれもお気をつけください。 しかし、なかなか「不要不急の外出」はできない、こうした現状ですが、その「不要不急」のことが日々のストレスを解消するきっかけになるのも、また事実です。 「人はパンのみにて生くるものに非ず」。 映画を見なくてもアートに触れなくても、直接命には関わりません。 でも仕事に疲れた心を、ほんの少しの読書の時間が癒してくれる、なんてこともあります。 幸い、6月以降の自粛緩和で、当ギャラリーも含め、多くの文化的活動を営む団体や施設が、徐々に多くのイベントを再開し始めています。 「アート界はコロナ危機にどう対応しているか Part2(随時更新)」 ※リンク先のTOKYO ART BEAT様のニュース記事に飛びます。 皆様がアートを通じてまた豊かな文化的生活を送れるよう、熱中症やコロナの対策を十分にした上で、 当ギャラリー も皆様のお越しをお待ちしております。 Japan Art Prince(JAP株式会社)

作品紹介2 ガレ風ランプ

  当ギャラリー を訪れた方の目を、かなりの確率で惹くのがこの卓上ランプ群。 先日お越しの女性のお客様も「かわいい、かわいい」とつぶやきながら、子どもを愛でるような眼差しでご覧になられていました。 丸っこいキノコ型のフォルムはたしかにかわいらしいですが、当ギャラリーのようにいくつも並んでいると、その「かわいらしさ」も相乗的に増しますね。 かたちもそうですが、当ギャラリーでは近づいて作品をご覧になることができますので、その際は色合いやカメオ彫りも、是非じっくりとご堪能ください。 19世紀後半、美のエポックメイキングとなったアールヌーヴォー。その中心的存在だった エミール・ガレ ( Émile Gallé )の重ねガラスのアートは、いまだ人々を魅了し続けます。 しかしその発祥地のフランスでは、現在この重ねガラスの工芸品は作られておらず、その製法や作風は、ヨーロッパでは唯一ルーマニアの職人に受け継がれました。 ここにある作品は、そうした難度の高い、ルーマニア製の手工芸ガラス製品です。 でもなぜ、ルーマニアでこのガレのガラス工芸が大きく栄えたのでしょうか? 古代、ローマ帝国の拡大により、帝国軍がルーマニアの先住民を征服、移住したローマ人(ラテン系)が先住民と混血となり、ラテンを基にした言語も誕生。やがてルーマニア語となりました。ですからルーマニアは、バルカン諸国唯一のラテン系民族。言語はイタリア語に近く、フランスなどの国とも親近性があります。 ガラス工芸は、帝国誕生からローマの地場産業でした。そんなガラス好きなローマ人のライフスタイルが、こうした歴史を背景にルーマニアにも根付きます。ルーマニアには、もともとガラス工芸の伝統があったのです。 時は進んで近世。ルーマニア国が誕生するとフランスとの交流が盛んになり、首都ブカレストは「バルカンの小パリ」と呼ばれました。時代はアールヌーヴォー期。ガレ風ガラス工芸の技術が流入します。 その後、本家フランスではガレが死去。ガレの死後もなお、工房は彼の遺族に引き継がれガラス工芸品の生産を続けましたが、世界恐慌などの影響で閉鎖されてしまいます。 一方、ガレ工房で働いていた職人の一部は、ルーマニアへ移住。そして工房の技術と作風を伝え、多くの腕のあるガラス工芸職人を育てました。 そして二次大戦後、チャウシェスク大統領の時代にガラス工芸専門...

作品紹介1 レオン・リシェ

 「天気がいいから、自然の中で、思いっきりリフレッシュしたい…。」 でも、このコロナ禍の中、家の周りのお散歩でも気を遣いますよね。 「本音言えば人の多い都心部から離れて、空気のきれいな山林で森林浴…。」 なんていきたいところですが、遠くへ出かけるのもためらってしまうご時世。 でもちょっと、 当ギャラリー に足を運んでみませんか。 当ギャラリーの入り口の左のショースペースには、大きな絵が飾られています。 この絵をご覧ください。 「なんだ。ただの鬱蒼とした森の絵じゃないか。」って?それは違います。 画面の奥をよく見てください。何か見えませんか? 「おや、人がいる?」 そうです。森の奥に、斧をかついだ男の小さな人影が見えますね。 こちらに向かって背を丸めているところを見ると、お仕事でしょうか、どうやら奥へと入っていくようです…。 なんて考えて見ていると、静寂の森の中へ誘われる気分になりませんか? ちょっぴり都会の喧騒を忘れられそうです。 幸い、当ギャラリーのある東京プリンスホテルは、東京の真ん中にあって緑豊かな広大な敷地にありますので、当ギャラリーに着くまでは、さしずめ「緑の散策コース」。 もちろん当ギャラリーは、東京プリンスホテルのB1Fショッピングアーケード内にありますので、「三密」を避けて、ゆったりと涼しい中で絵をご覧いただけます。 避暑地気分で是非お越しください。 さて、今回、ご紹介の作品は、19~20世紀初頭の、バルビゾン派のフランスの風景画家、 レオン・リシェ(Leon Richet) の「 ペイザージュ(Paysage) 」。 ペイザージュとは、風景画の大きさを表す記号でもありますが、「風景画」・「風景」を意味するフランス語。 風景という名前の風景画。何ともシンプルなタイトルです。 でも、日々の忙しい仕事で疲れた心身を休ませるには、この単純な題名さながら、難しいことを何も考えずに、この自然の「風景」をただ眺めるのも、ストレス解消にはいいかもしれませんね。 Japan Art Prince(JAP株式会社)